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Leaders Talk 2025.06.03

Corporate Officer/Management Strategy Group Sub leaderの波多野正吉

SI&C Leaders Talk Chapter_04
相手の喜びが、自分の喜びになる

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Corporate Officer/Management Strategy Group Sub leaderの波多野正吉

1980年に創業し、2024年に株式会社SI&Cとして新たな進化の過程へ。

これまでの知見や技術、そして風通しの良い社風を生かしながら、

新しく専門的な経歴や職能を有するメンバーも続々と加入。

そんなSI&Cを牽引するリーダーたちがこれまでとこれからを語る、

全8回のストーリー「SI&C Leaders Talk」。

4回目となる今回はCorporate Officerとして、

Management Strategy Group Sub leaderの波多野正吉が、

これまでと現在、そして、これからについて語る。

目次

顧客が求める100点ではなく、
150点の価値を常に提供する

中高生時代は、広島の男子校で過ごしていたという波多野正吉。国立大の経営学部に進学すると、就職は内資最大手のSI企業に入社。現在も波多野のライフテーマとなっている“社会貢献”を追究するためIT業界に身を投じたと言うが、それには理由があった。

 

「幼少期での経験から、弱い人を助けるとか、人を救うとか、そういった道に進みたいと考えていたんです。その中で無限の可能性のあるデジタル技術を駆使すれば、世の中のいろいろな課題を解決したり改善したりできると思って、IT業界に進むことを決意しました」

 

入社後はすぐに、やりがいを感じながら仕事に取り組むことができたと振り返る。

 

「主に金融業界という社会インフラを扱う業界で、システム開発に携わっていました。受託型のシステム開発も、完全に企画提案型のポジションで、それまでにないものを生みだす案件も経験もしてきました。プロジェクトを成功させてメディアに取り上げられたこともありましたが、特にやりがいを感じたのは、やはり自分の仕事が社会に繋がっているサービスを運営していると実感した瞬間ですね。B to Bの仕事ではありますが、お客様の先のお客様、つまりサービスなどが利用しやすくなったと消費者に喜ばれると、それが自分の喜びに直結しました。そのため現在も仕事ではB to B to Cを意識していて、これをとても大事にしているんです」

 

それまでになかった価値を生みだし、さらにその価値をしっかりと機能させることを重視して仕事に取り組んできたという波多野。その後、世界屈指の経営戦略コンサルティングファームに籍を移すが、その狙いについて訊いた。

 

「ITとは、あくまでも手法の一つだと思ったんです。顧客にさらなる価値を届けていくには、ITだけでは限界がある。会社経営そのものの戦略の中でITをどう生かせるか、企業全体をどのようにトランスフォーメーションして、成果を出していくか、を考えていきたいと思いました。“経済”の正式な表現である“経世済民”という言葉が好きなのですが、まさにその言葉が示す通りの“世を治め民の苦しみを救う”ことを目指して、もっと自分もいろんな経験を積んで成長していきたいと考えて転職を決めました」

 

「考え方、スピードなど、いろいろな面で鍛えられましたね(笑)。その頃から重視し始めたのが、数ある選択肢の中から、“勝ち筋”を見つけることでした。本当に必要なものは何かを見極め、成果を見据えてアクションを起こすこと。そしてお客さんの求める100点ではなく、常に150点を提供していくのです。相手の喜びが自分の喜びになり、それがまた社会貢献にも自然と繋がっていくと感じていました」

 

経営戦略からモノづくりの現場まで、上流から下流までのキャリアの中で一通り経験すると、また「面白いチャレンジができると思った」という、SI&Cの前身となるシステム情報との出会いが待っていた。

SI&Cは他のどの会社とも異なる、
オリジナリティあふれる存在になっていく

 

SI&Cの前身となるシステム情報への入社を決めたのには、複数の理由があったという。

 

「一つは、技術力が本当にしっかりしていること。もう一つは、真面目で誠実なDNAが会社のカルチャーとして根付いている点でした。私は個人的に『真面目に、逃げずに、やり切る!』という思いをずっと大事にしているのですが、それを社内の皆さんからまさに感じて、入社から1年以上が経過した現在、確信に変わっています。

それから本気で変革しチャレンジしていこうという空気にも心を動かされました。自分もその環境に身を置いて、会社も自分自身も成長させて行きたいと強く思ったんですね」

 

2024年1月に入社すると、経営企画の立場で個人的に2つのミッションを明文化した。

 

「日本において、ものをつくる技術を持ったひとや企業が、適正に評価されて、グローバルな競争力を持てるようになること、を掲げました。SI&Cには高い技術力がありますが、その良さがまだまだ理解されていません。従来の受託型から提案型へと変革し、一つひとつのプロジェクトにおいてSI&Cの強みを感じていただけるようになっています。これからもっともっと、輝く存在になっていくと思っています」

 

そしてもう一つが、社内の足場をより堅固なものにすることだったという。

 

「個としても組織としても、モチベーションとアウトプットを最大化することを目指し続けています。そのための仕組みづくりの推進や実装していくことを意識しています。MBOから社名変更や新たなオフィスへの移転を経て、また新たなフェーズに入ったと実感していますね。

市場にも、SI&Cとしても、不確実性は存在します。企業としてあるべき姿や、個人としてなりたい自分を改めて見定め、“勝ち筋”をよりしっかりと見極めていかなくてはならないタイミングが今だと考えています」

 

そのような現在地だからこそ、ほしい人材像があると波多野は話す。

 

「多様性のなかで働きたいと思う人、多様性を生かして仕事がしたいと思える人がピッタリですね。経営体制が刷新され、いろいろなバックグラウンドを有するメンバーが増え、それが今現在のSI&Cの強みや魅力になっています。そういった環境を活用して新しいチャレンジをしていくと同時に、自らの知識・経験として一緒に昇華していける方が活躍できる場だと思います」

 

多様性を生かしつつも、これからのSI&Cを見据えたときに、最も必要と考える人材はこのような人だという。

 

「誠意のある人、誠実な人、まずはそれがすべてです。私自身これまでのキャリアの中でさまざまな人と触れあってきましたが、その中でもSI&Cは本当に真面目で誠実なカルチャーがあります。『真面目に、逃げずに、やり切る!』という思いに共感できることも、必須なマインドセットかも知れませんね」

 

これからもライフテーマである社会貢献にこだわる波多野だが、そのためにもまずはSI&Cの成長に注力していくと力強く語る。

 

「私自身は社員の皆さんの下支えと言いますか、背中を押して行ける存在になって、会社に最大限貢献していきたいと思っているところです。SI&Cは他のどの会社とも異なる、オリジナリティあふれる存在になっていきます。我々だからこそ解決できる課題も増えますし、唯一無二の価値を提供していくことができます。そうしていくことで、社会貢献も叶えられていくのだと思っています。その意味で、これからが本当のチャレンジなのでしょうね」

 

波多野の挑戦は、まだまだ始まったばかりのようだ。